水虫・爪水虫はどうやって治したらいいの?
専門医を受診しましょう
足がかゆい、皮がむける、爪が変形している、などの症状があるときは、速やかに専門医を受診することをお勧めします。
患部の皮膚や爪を採取して顕微鏡で観察してもらえば、その場で菌の有無が分かりますし、もし白癬菌が見つかれば、症状に合わせて最適な外用薬や内服薬を処方してもらえます。
まずは正しい診断が必要不可欠です!
足の水虫の治療(塗り薬)
- 足を石鹸で洗い、しっかり乾燥させた後、うすくのばして塗ります(殺菌作用のある石鹸は皮膚を刺激しかぶれることがあるので避けたほうがいいです。また軽石などは皮膚を傷つけてしまうのでご注意ください)
- 症状が出ていないところにも白癬菌が潜んでいることがありますので、塗り薬は足全体にのばして塗ります
- 薬を塗ったあとは、手もしっかり洗います
爪の水虫の治療(飲み薬)
抗真菌剤の飲み薬で治療します。
主に使われている2種類の飲み薬をご紹介します。
- 毎日1錠づ、きれいな爪に生え変わるまで服用する(6か月~1年)
- 1週間服用し3週間空ける、を1クールとし、これを3回繰り返す
*内服薬は肝機能障害の副作用があると言われていますので、肝機能に問題がある方、妊娠中の方、高齢者の方の服薬は避けたほうがいいでしょう。内服には定期的な血液検査が必要です。
塗り薬による爪水虫の治療
飲み薬が使えない方には、専門医と相談の上で塗り薬を処方してもらうこともできます。
- エフィコナゾール外用液(クレナフィン爪外用液)
- ルリコナゾール外用液(ルコナック爪外用液)
両方とも1日1回の外用で爪白癬に効果を発揮します。
水虫がなかなか治らない方
専門医の診断を受けず、自己診断で水虫と判断し市販薬を使用している人もいるかもしれません。なかなか症状が良くならない場合は、そもそも水虫ではない可能性が高いので、速やかに専門医を受診されるべきでしょう。
まとめ
水虫は自然治癒することはありませんので、まずは専門医の診断を受けて、適切な方法で治療を開始するのがベストですよ。
また家族や周りの人にうつさないように、バスマットやスリッパ、靴や靴下は自分専用のものを使用してください。
そして患部は常に清潔に保ち、乾燥させることが大切です!