妊婦さんの爪水虫のトラブルは早めに治さないと大変!長期化や合併症に注意
難治性の爪水虫や角質肥厚型白癬にご注意
爪水虫は、妊婦さんでなくてもかかるリスクはもちろんありますけれど、妊娠中は体のホルモンバランスなどが崩れていたりするので、細菌系の病気にはかかりやすくなるものです。
爪水虫もそんな嫌な病気の一つで、たかが水虫だと思ってトラブルを放置してしまうと、症状がどんどんひどくなったり、足白癬に長くかかっていることで、難治性の爪水虫や角質肥厚型白癬になることもあります。
足の皮が剥けてガサガサしていたり、爪が白く濁ってボコボコしていたるすると、夏場に人前で裸足になれないなど、見かけ上の問題にもつながります。
合併症の危険も
水虫が悪化して、皮膚のキズやただれている部分などに細菌感染すると、蜂窩織炎やリンパ節炎にもなります。
糖尿病や血行不良のある方では、下肢切断などの原因となることもあるので、特に注意が必要です。
自然治癒はしない
病気と言っても、風邪とかインフルエンザみたいなウィルス系のものだと、特に医者に行かなくても自然治癒できたりしますよね。
でも爪水虫の場合には、放置しても自然治癒することはありませんし、症状がよりひどくなるだけなので、病院に行って薬を出してもらうのが得策です。
病院で飲み薬をもらうと、高い治癒率で治療出来るのですが、この治療薬は妊婦さんや授乳中のママにはNGなので、妊婦さんの場合には塗り薬を出してもらう事になります。
病院を受診する時には必ず先生に妊娠中・授乳中であることを告げてくださいね。
病院によっては親切に聞いてくれたりしますけれど、聞いてくれずに飲み薬を処方されてしまうのは怖いですから、かならず自己申告しましょう。
恥ずかしい気持ちよりも大切なこと
私も妊娠中に爪水虫にかかってしまいました。
水虫は温泉とかプールなどで他人から感染することが多く、公共の場で素足になる機会がある人なら誰でもかかる可能性がある皮膚疾患だと思います。
それでも、やはりこうした皮膚病にかかってしまうと、病院に行くのは恥ずかしいですよね。不潔な人なのかしら、なんて思われたらどうしよう、と乙女心がついつい出てしまうのです。
しかし、爪水虫は放置すると症状がどんどんひどくなりますし、原因となる白癬菌は、病院で出してもらうお薬を使って治療しなければいけないので、恥ずかしいなんて言っている場合ではないのです。
妊婦さんは自分の体に責任があるだけでなく、胎児の体にも責任を負っているのですから、恥ずかしいなんて気持ちはかなぐり捨てて、早急に病院を受診することをおすすめします。