爪水虫は家族にうつる!?早めの対処が鍵に…
女性の水虫事情とは
水虫と言えば、おじさんがなる病気というイメージが強いですが、20代の女性でもかかる場合は少なくないようです。
その理由として、通気性の悪いストッキングやブーツを1日中履きっぱなしにして足が蒸れたり、スパやジムなど、不特定多数の人が裸足になる場所で感染することが増えたことが挙げられます。
特に最近、深刻化しているのは妊婦さんや授乳中の方の爪水虫です。爪水虫は水虫よりも厄介で、症状が悪化すれば完治するまで長期化してしまいます。
妊娠をきっかけに身体の免疫力が落ちることで爪水虫にかかりやすくなるのです。場合によっては家族にうつることもあるので放置せず、治療するようにしましょう。
家族にうつる前に早めの対処を…!
そもそも爪水虫は人にうつるの?
と思うかもしれませんが、答えは残念ながらイエスです。
爪水虫は爪に白癬菌が付着した状態で、悪化すれば爪はボロボロと粉になり崩れていきます。この爪の粉は人の目では確認しづらいうえに軽いので、ちょっとした風でも舞い上がり部屋中に蔓延してしまうのです。
知らず知らずに白癬菌が付着した爪の粉を家族が踏めば、どんどん伝染していってしまう、というわけです。
自分の爪水虫が原因で家族も水虫を発症してしまうのは嫌ですよね…。そうならない為にも早め早めの対応を心がけ、適切な処置を行うことが重要となります。
水虫薬を使う際の注意点
しかし、妊婦さんや授乳中の方は使用する薬によっては副作用を起こすものもあるので、注意が必要です。
特に病院で処方される飲み薬は、妊娠の可能性のある方や妊婦さん、また授乳中の方が服用するのは、胎児や赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまいます。
ネットを調べれば、このような危険性のある飲み薬でも、インターネットサイトから簡単に購入できてしまいますが、決して手を出さないようにしてください。
今では市販や通販で手軽に購入できる爪水虫専用の塗り薬やジェルがありますが、自己判断で使用しないほうがいいでしょう。副作用が起きてからでは遅いので、使用する前に担当医には必ず確認するようにしてください。
家族や赤ちゃんにうつさないために
妊婦さんが、残念ながら水虫になってしまっても、慌てずに初期の段階で塗り薬を使って治療していきましょう。
水虫の人の足からは、白癬菌が付着した垢や角質が簡単に剥がれ落ちます。
このため家の中で裸足でいることは、白癬菌を家中にまき散らしていることになりますので、必ず靴下を履いたり、専用のスリッパを使うなどして、家族や赤ちゃんへの感染を防ぐようにしましょう。