妊婦さんに最適な爪水虫の治療法!皮膚科の先生も勧めるODT療法とは?
爪水虫に悩む、妊婦さんや授乳中の方に朗報です!
妊婦さんや授乳中の方は、爪水虫の治療に飲み薬を使えませんので、だったらどうやって治せばいいの?と、治療法をネットで検索されているのではないでしょうか?
そんな方にお勧めの治療法がODT療法と呼ばれる方法なんです。
皮膚科の先生も勧めるODT療法とは
飲み薬を服用しないと、とても治りにくい爪水虫!
でも妊婦さんや授乳中の方、それに肝機能に問題を抱えている方などは、残念ながら飲み薬を使えませんよね?
そうなるともう、塗り薬で治すしか方法はない訳なんですが、この塗り薬での治療の効率を良くする方法が【ODT療法】なんです。
ODT療法とは密封療法とも呼ばれ、尿素クリームやサリチル酸ワセリンなどを爪に塗って、ラップで巻いて30分ほど放置することで爪を柔らかくし、抗真菌剤の成分を爪にしみ込ませやすくする方法なんです。
塗り薬では爪水虫が治りにくい理由
塗り薬では爪水虫が治りにくいのは、塗り薬では有効成分が爪の中にまで浸透しにくく、爪の奥に寄生している白癬菌に届かないからなんです。
そこで、有効成分を爪の中の菌に届きやすくするための方法として、ODT療法を併用するようになりました。
ODT療法の手順
ODT療法の効果をより高めるために、以下のような手順でODT療法を進めるられるのがいいでしょう。
- 厚くなった爪はニッパーやヤスリで、ある程度薄くなるまで削ってください
- 入浴して足を洗い清潔にしてください
- 入浴後は水分をタオルで十分拭き取り乾燥させます
- 爪に尿素クリームやサリチル酸ワセリンなどを塗って、1本1本の指を個別にラップで包んでいきます
- 30分ほど放置し爪が柔らかくなったところで水虫薬を塗ります
以上のようにして、外用薬を塗る前に爪を十分柔らかくすることで、有効成分をしっかり白癬菌に届けようという方法なんですね。
抗真菌剤の塗り薬とODT療法の併用で、爪水虫が完治することがありますが、治療期間は1年以上に及ぶので、根気が必要です。
まとめ
爪全体が根元から厚くなって混濁しているような、最も酷いタイプの爪水虫の場合は、飲み薬でしか治らないこともありますが、最近では、爪の表面がうっすらと白く濁っている程度であったり、爪の縁だけに混濁が見られるくらいの症状であれば、塗り薬で十分治すことが可能となっています。
今回ご紹介したODT療法は、抗真菌剤の効果をできるだけ高めるのに、とても有効な方法ですから、飲み薬を使えない妊婦さんや授乳中の方や、今まで何度も治療を断念してきた方にとっては、爪水虫を完治させる希望が持てる手段になると思います。