爪水虫は妊娠中や授乳中でも治す方法はあります
飲み薬が使えない方のための爪水虫治療
爪水虫は、飲み薬で治すのが原則となっていますが、残念ながら、飲み薬を使えない方もいます。
例えば、妊娠の可能性がある方、妊婦さん、授乳中の方は、胎児へ悪い影響を与える可能性があるので、飲み薬は処方されません。
このような方のための、爪水虫の治し方をご紹介します。
キャップオン・ネイルテラピー
(出典:皮膚科ちえこクリニック様)
上記の写真のように、薬が蒸発しにくいキャップを爪に取り付けて、そのキャップに爪水虫を治すための抗真菌剤をしみ込ませます。
高濃度で爪に薬を浸透させることができます。
月に1回の治療を5~6回繰り返します。
キャップよりも大きさの小さい爪には装着するのが難しいため、親指の爪の治療に適しています。
YAGレーザーによる治療
レーザー光線照射による温熱効果により、爪水虫の原因となる白癬菌を殺菌する方法です。
1か月に1回、何度か繰り返すことで、徐々に新しく生えてくる爪が、菌に侵されていないキレイな爪に生え変わっていきます。
1回の治療は10~20分程度で、痛みもないので、麻酔の必要もありません。
この治療法はアメリカではFDAによって認可されていますが、残念ながら日本では厚生労働省の認可がされていないので、保険適用外の治療となります。
治療費は指1本で3,500円から6,500円くらいで、特に親指は料金が割高に設定されていることが多いです。
副作用もなく、安全性が高い治療法です。
外用薬
爪水虫の治療のために、病院で処方してもらえるのが、『クレナフィン爪外用液』というお薬です。
この薬は2014年に、日本で初めて、爪水虫の塗り薬として認可されました。
爪はケラチンという物質でできているのですが、クレナフィン爪外用液は、ケラチンに吸着することなく、爪の中や下にまで浸透するので、爪白癬を殺菌することができるのです。
爪水虫治療のために開発されたクリアネイルショット
インターネットで購入できる、爪水虫の治療用のジェルがクリアネイルショットです。
クリアネイルショットは東証一部上場企業である『北の達人コーポレーション』という会社が、爪水虫の治療のために開発した商品です。
正確には医薬品ではありませんが、使用者の81%が効果を実感しているというデータもあります。
詳しくは→コチラからどうぞ。
まとめ
妊婦さんや授乳中の方は、爪水虫の治療のために、飲み薬を使うことはできませんが、飲み薬以外にも上記のように、いくつかの治療方法があります。
病院で診察してもらえば、顕微鏡検査で白癬菌の有無を調べてもらって、適切なお薬で治療できると思いますが、妊婦さんや授乳中の方は、病院に行くのが困難だったり、恥ずかしかったり、免疫力が低下していることで、逆に病気をもらってしまう心配もあると思います。
そんな方は是非、クリアネイルショットを試してみてください。
爪水虫のまま出産を迎えたり、赤ちゃんにうつしてしうことを心配していては、心身ともに健康を保てません。
爪水虫をしっかり治すことで、健康的な子育てができると思います。