妊娠の可能性がある方が爪水虫治療に飲み薬を使ってはいけない理由
これから妊娠したいと思っている方で、爪水虫の治療で飲み薬を服用されている場合は、注意が必要です。
妊娠中の薬の服用が、胎児に悪い影響を与える可能性があることについては、一般的に良く知られています。これは爪水虫治療薬についても同様で、妊婦さんへは処方されないお薬です。
妊娠期間と薬の服用の影響について
以前のブログにも書きましたが、大切な部分ですし、おさらいの意味も込めてもう一度ご説明したいと思います。
妊娠前~妊娠の可能性がある0~3週目・・・この時期に飲んでいた薬が胎児に影響を与えることはまずないと言われています。受精後の2週間は細胞分裂を繰り返している時期で、体の形が作られているわけではないことが理由です。
妊娠初期4~15週目・・・この時期は奇形という意味では最も薬の悪影響を受けやすい時期です。赤ちゃんの体や臓器が作られるのもこの時期で、特に4~7週目は最も危険です。
爪水虫治療薬は基本的に毎日服用するので注意してください
赤ちゃんの奇形という意味で、薬の服用の影響が最も出やすいのが、妊娠4~7週目なのですが、爪水虫治療の場合、基本的に毎日薬を服用することになりますので、特に妊娠に気づかないこともある4~7週目くらいの時には、妊娠に気づかないまま薬を服用してしまっているリスクが高いので、妊娠を希望されるのであれば、飲み薬での爪水虫治療は辞めておくべきです。
爪水虫は治しておいた方が無難です
もしすでに、飲み薬での治療を始めている方は、妊娠することは一旦お休みして、まず爪水虫を治すことに専念されるのがいいと思います。
爪水虫のまま出産を迎えると、その後授乳期間が終わるまで、治療のための飲み薬は使えません。
そうなると、爪水虫が治らないまま、赤ちゃんにうつしてしまう可能性も出てきますので、まずはしっかり治してから、妊娠されるほうが良いと思います。
妊娠を優先される場合は塗り薬で治療を
どうしても妊娠を優先されるのであれば、病院で塗り薬を処方してもらって治療されるのがいいでしょう。
治癒率は飲み薬に比べると、高くはないですが、安全であることが何よりも大切です。
また病院に行くのが恥ずかしいという方や、忙しくて行く時間がないという方は、ネットでも爪水虫専用ジェルが購入可能ですので、試してみてください。
まとめ
妊娠4週目くらいの時は、妊娠チェッカーなどを使っても、しっかり反応が出ないこともあって、妊娠に気づかないこともあるでしょう。
その時期に薬を服用することは、特に胎児への影響が出てしまう可能性が高いですから、薬を服用されるときには十分注意してご使用ください。