水虫は赤ちゃんにもうつるの?予防法やケアは?
実は赤ちゃんや子どもにも水虫はうつるんですよ。
ご家族やご自身が水虫だという方は、赤ちゃんに水虫をうつしてしまうのではないかと、心配になってしまうのではないでしょうか?
ここでは、水虫を赤ちゃんにうつさないために、どのようなことに注意しながら子育てすれば良いかについて触れてみたいと思います。
入浴時の注意
まず、水虫の人と一緒にお風呂に入ったとしても、また水虫の人が入ったお風呂に入ったとしても、水虫に感染することはありませんので、ご安心ください。
これは水虫の元となる白癬菌は、温度が15度くらいになると活動を始めますが、40度前後では高温のため白癬菌は活動しなくなるからです。
しかし湯船の中で感染しないからと言って安心しないでください。実は最も注意が必要なのは、お風呂から出た後なんです!
入浴時、特に気をつけなければならないのは、
- 水虫の人と同じタオルで体を拭かない
- 水虫の人が使ったバスマットを使わない
この2点です。
水虫の人は使ったタオルやバスマットには、白癬菌が付いた垢や皮膚が落ちていますので一緒に使うことは危険です。
洗濯は問題ありません
水虫の人が使ったタオルやバスマットと一緒に洗濯しても、他の衣類に白癬菌が付着することはありませんので、安心してください。
白癬菌は15度以下では活動しませんし、水の中でも感染しませんので大丈夫なんです。
洗濯後はしっかり干すことが大事になりますよ。
水虫の人が注意しなければいけないこと
赤ちゃんに水虫をうつさないためには、水虫の人が白癬菌をまき散らさないようにしなければなりません。
水虫の人が裸足で家の中を歩き回ったり、足を触った手でいろんなものを触れば、家中が白癬菌だらけになってしまいます。
ですから水虫の人は以下のような注意が必要です。
- 専用のスリッパを使い、裸足では歩かない
- タオルやバスマットは分ける
- 患部をむやみに触らない、また触ったら手を洗う
- 床の掃除をこまめに行う
- 赤ちゃんに触れる時は手を洗ってからにする
まとめ
一般的に白癬菌は、付着してから皮膚の中に侵入するのに、早くても24時間掛かると言われていますが、切り傷などがあったり、高温多湿の環境がそろったりすれば、もっと早まることもあります。
ですから、水虫の人がいるご家庭では、赤ちゃんに水虫をうつさないように、家庭内を清潔な環境を保つことと、赤ちゃん自身も常に清潔にしてあげることが大切になります。