水虫とは?どのように感染し、どんな症状を引き起こすの?
水虫の原因
水虫とは皮膚の病気の一つで、カビの一種である白癬菌が角質層に寄生することで症状が出ます。
足に発症することがほとんどで、これは靴や靴下による足のむれが、白癬菌が過ごしやすいとされる高温多湿の環境を作るためです。
水虫に感染するしくみ
白癬菌はペットから感染することもありますが、ほとんどの場合は人から人へ感染していきます。
特に裸足で利用することの多いプールや温泉など、不特定多数の人が使用する公共施設では、水虫にかかった人の皮膚から剝がれ落ちた角質などを、素足で踏んでしまうことで、白癬菌に感染します。
もちろん皮膚に菌が付着しただけで水虫を発症するわけではなく、24時間以内にしっかり洗い流すことで取り除くことができます。
白癬菌は高温多湿で汗や汚れが残っているアルカリ性の皮膚環境を好みます。
毎晩の入浴やシャワーを欠かさず清潔にすることで、足や体が弱酸性の状態になり、感染を予防することができます。
水虫の症状
白癬菌が付いたまま長い期間を過ぎると、症状がだんだんと進行していき、自覚症状が出てきます。
かゆみ
自覚症状はまず、かゆみから始まります。
角質から入った白癬菌がケラチンを溶かして表皮から真皮へと進んで行きます。
すると進行する異物に免疫機能が反応し、神経が刺激されることでかゆみが起こります。
水ぶくれ
かゆみが続くと、2~3ミリくらいの水ぶくれが足の裏や側面にできます。
かゆみは強くなり、ジュクジュクとしてくることもあります。
皮が裂ける・むける
かゆみに耐えられず掻くことで、指の間の皮膚が裂けてきたり、水ぶくれが破れたりします。また、カサカサに乾燥することもあり、掻くことで表面の皮膚がぽろぽろとむけ落ちたりします。